平成27年 万霊殿 角塔大祭

 平成27年7月2日午前9時15分より本部万霊殿において、本部職員並びに各道場の責任者が参加し、会長の先達により角塔大祭が執り行われました。
 毎年、梅雨時に行われており、今年の静岡県地方は例年より雨が少なく、祭事当日の本格的な雨は非常にありがたく感じられました。この供養塔(角塔)は屋外に祭られておりますが、上屋のおかげで無事滞りなく祭事が執り行われました。

平成27年角塔大祭

 【万霊殿角塔、三塔神権現について】
 普明会では当初より、土地の犠牲霊のために供養塔(角塔)が建立されてきました。本部万霊殿や供養塔がある各道場では、その土地の因縁となっている御霊たちに対して供養され、毎月角塔祭(各道場によって祭事日が異なります。)として祭事が行われております。
 また本部万霊殿では、その大祭が毎年行われています。

 角塔の後方には三塔神権現の石塔(万霊のための供養塔)が建立されており、万霊救済の順序がとられています。

 
 
 

出版物発行のおしらせ

出版物おしらせ

 
 

宇宙真理と文化
 戸次貞雄は、昭和13年3月16日より昭和22年4月3日まで、阿蘇清水滝にて修行に入り、自然と人生、人生と宇宙意志を研修しました。(『本団の沿革及び教義の大要』より)そして、昭和25年2月24日東京において、戸次の初めての講演会が開催されました。記録によると、長講二時間にわたり、聴衆は千名に及んだとあります。昭和26年4月21日、この講演会の速記録が、日本敬神崇祖自修団より『宇宙心理と文化』として、発行されましたが昨年7月8日、当方において新たに編集し直し、注釈等を加えたものが当冊子です。

 その内容は、
「宗教は、喜びを与えるということが根本でなければならない」
「しかるに天津心(天の心)は、その(人間の)罪さえも何らとがめることなく、無言のうちに、この文化という、大きな恵みをくださっておるのです。天地を造られた親神は、広大無辺な大慈悲というか大愛というか、ことばで尽くせない慈しみを、われわれに与えてくださった。それがこの文化です」
「われわれは、真の宗教の根本たる喜び、罪ある者をとがめず、ただ一筋に恵みを与える天津心を、生活の中に実行してこそ、真の幸福がある」
とあります。そして、日本の国柄に及び、最後に、
「一日も早く苦しめる先祖をお救いくださるように、また文化人として天恩・衆恩に報いて、人間としての誇りある生活をなされるようお祈りして、この私の話を終わりたいと思います」
と締めくくられています。
 なお、この講演会を皮切りに、戸次は福島、長野、東京、山形、山梨、福井、宮城など二十近くの講演会を行っています。今後おって、後に完成される教えにいたるまでの講演会、ご法話を編集し出版する予定です。ご期待ください。
 
 
 

富士御出山記念大講演会
 この冊子は、戸次貞雄が昭和25年9月10日、『富士御出山記念大講演会』と題された福島市公会堂での講演会と、昭和26年5月20日に『文化と日本天皇道』と題された長野市蔵春閣公会堂での両講演会記録を、当方にて編集し、注釈を入れ平成27年4月17日に発行したものです。

 昭和25年9月10日、福島での講演会は『富士御出山記念』とされていますが、戸次はこの年の7月20日から8月10日まで、前年に続いて二回目の富士での修行に入っています。

 講演会は、「妙法蓮華経の主体というものは日本国にあるのであります」と始まり、「日本の国柄の中のどこに法華経があるか」ということが説かれています。その中で、「日本神道というものは、何であるか」を述べられ、苦しむ先祖を救うことが「文化の恵みを頂いた、われわれの務め」であるとされています。さらに「これがまた日本国民に与えられた、神の国の神の子としての、神の義を行うことであります」としています。

 昭和26年5月20日の講演会は、『文化と日本天皇道』と題されており、その内容は「今日の文化を通して、日本天皇道とはいかなるものであるか」ということの解釈となっています。

「科学を通して見る宇宙の文化は、これは喜ばしめんがため、(中略)この喜びというもの、それ自体が天地の中に動いている心である」また、「今日の文化は、石ころに至るまでも、われわれの生活を潤してくれていることがわかるし、それらの神々には、恵みを伝える神として礼儀を行ってきた。これこそ、宗教の根本でなければならない」と説かれ、その「礼儀」こそ「天の喜び合うという心に合体する道なのであります。何々宗では、ないのであります。天地を貫く道です」と述べてられています。

※ 終戦後、昭和26年9月にサンフランシスコ条約が結ばれ、翌年4月8日に発効されました。これらの講演が行われた時は、いまだ連合国の占領下でありました。また敗戦により、象徴天皇となり、神も仏もなきものという風潮のときでもあります。そのようなときに、この両講演会では、神国日本、日本の国柄、そして神武天皇より歴代天皇が行われてきた「御霊鎮(みたましず)め祭り」と、その尊厳が説かれています。

今後、ご恩師戸次貞雄講演会記録、昭和の法華経3部作などが順次出版される予定です。

詳細は各道場にて、お問い合わせください。
 
 
 
 

普明会教団「合同祭祀墓」完成報告

 平成27年5月下旬、冨士霊園内(静岡県小山町)に「合同祭祀墓」が無事完成し、6月7日、お祓いの儀が執り行われました。
 この合同祭祀墓の場所は鹿島家墓所のならびにあり、当教団の同信の方と、そのご先祖やご家族の方々が対象となります。
 詳細や要旨につきましては各道場にてお問い合わせください。

合同祭祀墓完成

合同祭祀墓完成2

合同祭祀墓完成3
カロウト部(骨壺約1200体埋葬可能)
合同祭祀墓完成4
お祓いの様子
玉串奉奠(合同墓完成)
会長の玉串奉奠

水田工事完成、平成27年 お田植え行事報告

 しめ縄用わらを作るための水田が本部万霊殿南側(梅林前)に完成し、平成27年5月18日にお祓いの儀が執り行われました。

 続いて20日、盛岡より届いた苗(丈の長い品種)のお田植えが、会長はじめ本部職員によって行われました。

お田植え行事の動画

水田お祓い

お田植え

 初夏のさわやかな風の中、太陽の光が降りそそぐ恵まれた天候のもと、教団として初めてのお田植えが行われました。職員も皆初めてのことで、苗をまっすぐに植えることができず苦労しましたが、会長はじめ職員みんなで楽しみながら植えることができました。また、足腰も大変鍛えられました。(^o^)

 微力ながら我々で植えた苗が、秋には丈が長く成長し刈り取られ、年の暮れには、しめ縄になっていくことを楽しみにしております。ありがとうございました。
本部職員一同

田んぼ

合同祭祀墓工事 経過報告

平成27年3月10日より合同祭祀墓の工事が着工されました。

当初の予定では5月上旬ごろの完成予定でしたが、今年の春は雨天の日が多かったため、土木、基礎工事の進捗が遅れました。

5月下旬ごろ工事の完成、6月3日お祓いの儀を執り行う予定です。

合同墓掘削工事

合同墓基礎工事

カロウト部基礎工事

合同墓基礎工事完成

合同墓御影石建て込み

合同墓基礎工事完成

合同墓通気口

合同墓

合同墓石畳工事仕上がり

合同墓カロウト部棚、天窓取り付け

合同墓モニュメント

合同墓カロウト部仕上がり

合同墓

合同祭祀墓完成図
完成図

普明会教団「合同祭祀墓」建立

合同祭祀墓完成図
完成図

 このたび当教団は、静岡県小山町にある財団法人冨士霊園に合同祭祀墓(同信の方とそのご先祖、ご家族の方々が対象)を設けることになりました。

 合同祭祀墓の場所は、鹿島家の墓所の並びにあり、同信及びその家族関係者が参拝しやすい場所に建立いたします。墓所の敷地は広く、カロウトの中には約1200体の骨壺が埋葬可能なスペースがあります。

 詳細並びに要旨については各道場にお問い合わせ下さい。

合同祭祀墓祓いの儀

しめ縄用わら作り 水田造成工事 (経過報告)

しめ縄

稲刈り,わら天日干し

 本部万霊殿のしめ縄のわらは、福野支部同信の方が本部用として青田刈りをされ奉納してくださったり、高岡支部同信の方が餅米のわらを奉納されて、北陸地区(高岡、福野、金沢、福井支部)同信の方々の尽力で維持してこられました。
 しかし、近年は、さまざまな事情や状況の変化により、わらの入手が困難になりつつあるため本部万霊殿南側(梅林前)に田んぼを造成する運びとなりました。
 なお、5月中旬ごろに田植えをする予定で、苗は丈の長い種類を植えます。

祓いの議・造成工事

田んぼ造成工事

平成27年 お滝修行日程のおしらせ

● 場所  本部万霊殿

● 日程他、参加支部・支所・出張所は、以下の通りです。

 

   1回目 7月18日()・19日(

横浜・富山(とみやま)・興津・福島・盛岡・名古屋・浜松・渥美

   2回目 7月19日()・20日(

福井・町田・松山・広島・能代・青森・北海道

   3回目 7月25日()・26日(

東京・山陰・姫路・四国・高知・米沢・京都・新潟・福野・金沢・須坂
・茅野・岩手・伊豆

   4回目 8月 1日()・ 2日(

高岡・三浦・小田原・大阪・八王子

 

詳細は、各支部支所 にお問い合わせください。

おたき修行(天の滝水神でのお経)
天の滝水神でのお経(平成25年)

 

 

平成27年1月31日 第55回 祖神祭

 祖神祭とは、初代会長、鹿島俊郎の命日で、そのお祭りが執り行われました。
 全国から大勢の同信が本部万霊殿に集まり、鹿島俊郎の威徳を偲び、自らの使命達成を祈願して午前10時からお経供養が行われました。

 その後、三浦支部責任者の大西英之、浜松・渥美支所責任者の紙谷恭一の体験談発表、続いて「恵み…所有権と使用権」(祖神法話集CDより)をお聞きし、鹿島孝夫会長のご法話を拝聴しました。

 そして最後に各道場の支部旗と参列者全員でご霊廟に参拝し、祭事が終了いたしました。
祖神祭H27

祖神祭H27②

岩手支部 の 楽しい おもちつき (平成19年5月おもいで動画)

支部大祭の、おもちつき。 歌や踊りで楽しそうです。

  【 岩手支部だより 】

 この映像は、平成19年岩手支部大祭にお供えする鏡餅を、支部同信の方々で餅つきをしたときの様子です。歌い踊りながらの餅つきは、神様に奉納する鏡餅をみんなで喜んでつくために始められました。地元の方では、嫁入りを賑やかしく迎えるときにこの歌と踊りをするそうです。
 岩手支部(大船渡市)は平成23年の東日本大震災で主に1階と2階の一部が津波で流され、当時餅つきされた現場の面影はありせんが、津波でお亡くなりになった故小林テルさんや物故者となられた同信の方々のお元気な姿が懐かしく思います。
 
 ※改修工事は平成24年3月に完成。
                 責任者 松浦敦紀